> > ドライブワーク業界、今後の求人状況はどうなる?!全てのトラック野郎に捧ぐ、ドライブワーク講座

ドライブワーク通信

ドライブワーク業界、今後の求人状況はどうなる?!全てのトラック野郎に捧ぐ、ドライブワーク講座

トラ男:トラックをこよなく愛する20代男子。
トラック神:ドライブワーク業界の神。
トラ男:ぐー、ぐー。ムニャムニャ…もう乗れないよお…(仮眠中)
トラック神:これ、トラ男!
トラ男:はっ!(目覚める)誰だお前!
トラック神:わしはトラック神。ドライブワーク業界のことならなんでも知ってる神じゃ。
トラ男:…なんだよ、うるせぇな。休憩中だぞ!貴重な仮眠の邪魔すんじゃねぇよ!
トラック神:ほっほっほ。ノリ、悪いのう。ところでお前、今、なにか知りたい事はないか?
トラ男:知りたい事…?あるに決まってるだろ!今週末のレースの順位だよ!
トラック神:うっ…トラック業界に関することでオナシャス
トラ男:しょうがねーなー。…うーん、知りたい事と言えば、今後のドライブワーク業界がどうなっていくか、かな。俺、トラックが好きで、中型免許取得して以来、この仕事一本でやってるんだけどよ。今後この業界の景気がどうなってくのか、求人が増えるのか、わからねーと、今後も続けていけない、と思ってよ…。
トラック神:なるほど、ゴロリ、それはいい質問じゃ!
トラ男:わくわくさんぶってねーで答えろ!
トラック神:おほん、では、このデータを見るが良い。ドライブワーク就業者の世代別データじゃ。
年齢階級別就業者構成比(運送業)

※参照:総務省「労働力調査」より

トラ男:おお、30代以下が圧倒的に少ない!
トラック神:そうなんじゃ。現在ドライブワークの主力を担っているのは、40代を中心にした中高年層。
トラ男:60代以上が15%もいるんだな。たしかに、一緒に仕事しているトラック仲間は、みんな俺より歳上ばっかりかも・・・。
トラック神:しかもじゃ。中型免許の取得者数は、以前から伸び悩んでおる。
2007年6月より、免許制度の変更によって、車両総重量5トン以上11トン未満のトラックを運転するには中型免許が必要になったんじゃが……。大型免許についても路上での試験が必須になったり、費用が高くなったりと、免許取得のハードルが一層高くなったんじゃ。
そうなると、若者が中型免許を取りづらくなる。だから、最近はますます、若手のドライバーが中型免許の必要な仕事を敬遠する傾向にあるということじゃ。
トラ男:でも、このグラフを見ると、だんだん中型免許取得者数は増えているんじゃないの?
トラック神:たしかにそうじゃ。しかし、よくよく考えれば、取得者数は12年でも2万人にも満たない状況。警視庁は中型免許取得制度の見直しを検討しておるが、まだまだ先になりそうなんじゃ。
自動車運転免許制度
区分普通免許中型免許大型免許
車両
総重量
5㌧未満5~11㌧未満11㌧以上
最大
積載量
3㌧未満3~6.5㌧未満6.5㌧以上
乗車
定員
10人以下11~29人30人以上
受験
資格
18歳以上20歳以上、
運転経験2年以上
21歳以上、
運転経験3年以上
トラ男:ふーん、で、肝心の求人のほうはどうなの?
トラック神:それがの。トラック運送業界は、2008年のリーマンショックなど、景気悪化の影響で、一時期ドライバーの採用は減少したんじゃが、平成22年以降、景気が回復しはじめたことで、じょじょに増えつつあるんじゃ。その一方で、若手の採用は依然として増えておらん。このままだと、5年後、10年後、さらに人手不足になるおそれがあるんじゃ!
予想:2015年14.1万人のドライバー不足   ※国土交通省調べ
トラ男:なるほどなー。ってことは、20代で中型免許保持者の俺って、もしかしてこの業界じゃ、期待の星じゃね?
トラック神:そうじゃ!20代に限らず、中型免許を持っている人間は、今後、引く手数多になる可能性があるんじゃ!だからトラ男、転職なんて考えずに、今後もドライブワーク業界を頼むぞ!
トラ男:おれ、頑張るよ!…ところでトラック神、なんで俺のところに現れたんだ?はっ、もしかして俺を励ましに…?
トラック神:それがの。ドライブワーク業界の期待の星のお前に、ちいと頼みがあっての…。お前この前の馬券当てたじゃろ。ワシは天国から見ておったんじゃ。
トラ男:おう、それがどうかしたか?
トラック神:金、貸してくれ!!
トラ男:それが目的かよ!!!
神が金借りに来てんじゃねぇ!!
トラック神:頼む!!!!今週末のレース、ワシも期待しとるんじゃ!!!!
トラ男:俺じゃなくて、期待してるのはレースかよ!帰れ!!

今後、運送業界の人手不足を解消していくのは、若者にかかっているようだ、、、

文/BUY THE WAY lnc.

ドライブワーク通信バックナンバー
  • 白トラ行為への規制強化 ポイントを解説
    2026年4月1日より、貨物自動車運送事業法の改正法が一部施行され、違法な白ナンバートラック(白トラ)への規制が強化されます。従来の白トラ規制は、主に運送を行った事業者が処罰の対象でしたが、この規制強化により、運送を行った荷主も責任を問われることになります。
  • 冬用タイヤは「溝深さ」に注意 重要性と確認方法を紹介
    冬季のトラック輸送では、路面の凍結や積雪がある地域での走行が避けられず、冬用タイヤの装着が不可欠です。しかし、安全に走行するためには、単に冬用タイヤを履くだけでは不十分で、適切な管理が欠かせません。なかでも特に重要なのが、タイヤの「溝深さ」です。本記事では、大型車の冬用タイヤにおける溝深さの基礎知識や重要性、点検方法などを分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
  • 1月開催!外国籍ドライバー採用に向けたネパール視察ツアー企画!
    2024年3月、特定技能制度に追加された自動車運送業分野。弊社アズスタッフでは先行して特定技能ドライバーの教育事業をネパールにて展開し、依頼に対して迅速な対応ができるように、準備を進めてきました。現在は教育を終えて内定を待っている候補者が多くいるため、圧倒的なスピード感での入国を実現させることが可能となります。ネパール現地では国家資格を有する日本人の教職員を駐在させ、ドライバー教育を行っております。そして今回、1月21日(水)~23日(金)にかけ実際の教育現場の見学や、現地の日本語学校、教習所を視察し面接が可能なツアーを開催することが決定いたしました。今回はその内容についてご紹介します。
  • 現地教育
    弊社アズスタッフでは、ネパールの現地企業と連携した特定技能ドライバー教育事業の開始を発表しました。2024年3月、特定技能制度に自動車運送業に追加されましたが、現状はまだ広く浸透していないことを背景に、アズスタッフでは、国家資格を有する日本人の教職員を現地に駐在させ、ドライバー教育を行う事業に乗り出しました。今回はその現地での事業の内容をご紹介します。
  • ヨシ! 「仕事猫」が車輪脱輪事故防止を啓発
    一般社団法人日本自動車工業会は、人気キャラクター「仕事猫」とコラボし、大型車の車輪脱落事故防止を啓発するチラシを制作しました。本記事では、車輪脱落事故の概要や原因、日常的に行える対策などを紹介していきます。「仕事猫」や、「車輪脱落予兆検知装置」についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

ドライブワーク通信一覧へ

Copyright (c) Az staff Inc. All Right Reserved.