> > フォークリフト作業員の資格取得って何をやるの?取得のメリットは?

ドライブワーク通信

フォークリフト作業員の資格取得って何をやるの?取得のメリットは?

工場や倉庫、港湾など、世の中の様々な場面で活躍しているフォークリフトですが、その運転にはフォークリフト運転技能講習修了証、通称フォークリフト免許を取得する必要があります。
今回はその取得方法と、取得した際のメリットについて解説していきます。

取得すると何が出来るの?

フォークリフト全般の運転をすることが出来ます。一度取得してしまえば更新の必要はありません。
ただし公道を走行する際には、車両の総排気量に応じて、大型特殊自動車免許、小型特殊自動車免許、大型自動車免許、普通自動車免許、二輪免許のうち、いずれかが必要になります。

運転技能講習修の受講資格は?

18歳以上であれば誰でも受講することが出来ます。それ以外の条件は特にありません。

取得は難しいの?

資格取得率は95%以上。簡単に取得出来る部類に入ります。学科講習4科目、実技講習2科目を受講し、それぞれの試験に合格する必要がありますが、きちんと講習を受けていれば不合格になることはほとんどありません。

時間とお金はどれくらい掛かるの?

講習は最大で35時間。講習所のカリキュラムによって異なりますが、4日~5日での修了が一般的です。
費用は3万円前後~5万円前後。比較的短期間で、安価に取得できる資格です。

学科講習では何をするの?

*走行(4時間):フォークリフトの装置のうち、走行に関する物の構造や取扱いを学びます。普通自動車運転免許を持っている場合は免除されます。

*荷役(4時間):フォークリフトの装置のうち、荷役(荷物の上げ下ろし)に関する物の構造や取扱いを学びます。

*力学(2時間):フォークリフトを扱う上で必要な力学を学びます。

*法令(1時間):労働安全衛生規則など、フォークリフトに関する法令について学びます。

以上の4科目(普通自動車運転免許を持っている場合は3科目)を受講し、その後、学科試験を受けます。

実技講習では何をするの?

*走行(20時間):走行に関する操作を習得します。大型特殊自動車免許を所持している場合は免除となります。

*荷役(4時間):荷物の上げ下ろしや積み重ねなど、荷役に関する操作を習得します。

上記の2科目を受講し、その後、実技試験を受けます。

試験の内容は?

*学科:講習の内容に即した問題に答える試験です。合格には各科目で4割以上、なおかつ全体で6割以上を正解しなければいけませんが、受講者を落としたり、選抜するための試験ではなく、あくまで講習の内容を確認するための試験なので、捻った問題や意地悪な問題が出ることはありません。きちんと講習を聞いていた方なら不合格になることはないでしょう。回答の形式は教習所によりますが、○×形式、三択形式、四択形式などです。

*実技:実技試験は減点方式です。100点を持っている状態からスタートして、ミスをする度に点数が減っていきます。試験終了時に70点以上が残っていれば合格となります。こちらも学科試験と同じく、受講者を落とすための試験ではないので、ひとつのミスを引きずることなく最後まで落ち着いてこなせば合格出来るはずです。

ふたつの試験に合格すれば、晴れてフォークリフト免許取得となります!

取得のメリットは?

フォークリフト作業員は資格が必要な仕事なので、給与の水準が高く、求人の数も豊富にあります。世の中に物の流通や製造業がある限り需要は尽きませんから、資格さえ取得してしまえば将来的にも仕事に困る心配は少ないでしょう。短期間で簡単に取得することが出来る上に、確実に収入に結び付けられるという点が大きなメリットです。

文/BUY THE WAY lnc.

ドライブワーク通信バックナンバー
  • 白トラ行為への規制強化 ポイントを解説
    2026年4月1日より、貨物自動車運送事業法の改正法が一部施行され、違法な白ナンバートラック(白トラ)への規制が強化されます。従来の白トラ規制は、主に運送を行った事業者が処罰の対象でしたが、この規制強化により、運送を行った荷主も責任を問われることになります。
  • 冬用タイヤは「溝深さ」に注意 重要性と確認方法を紹介
    冬季のトラック輸送では、路面の凍結や積雪がある地域での走行が避けられず、冬用タイヤの装着が不可欠です。しかし、安全に走行するためには、単に冬用タイヤを履くだけでは不十分で、適切な管理が欠かせません。なかでも特に重要なのが、タイヤの「溝深さ」です。本記事では、大型車の冬用タイヤにおける溝深さの基礎知識や重要性、点検方法などを分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
  • 1月開催!外国籍ドライバー採用に向けたネパール視察ツアー企画!
    2024年3月、特定技能制度に追加された自動車運送業分野。弊社アズスタッフでは先行して特定技能ドライバーの教育事業をネパールにて展開し、依頼に対して迅速な対応ができるように、準備を進めてきました。現在は教育を終えて内定を待っている候補者が多くいるため、圧倒的なスピード感での入国を実現させることが可能となります。ネパール現地では国家資格を有する日本人の教職員を駐在させ、ドライバー教育を行っております。そして今回、1月21日(水)~23日(金)にかけ実際の教育現場の見学や、現地の日本語学校、教習所を視察し面接が可能なツアーを開催することが決定いたしました。今回はその内容についてご紹介します。
  • 現地教育
    弊社アズスタッフでは、ネパールの現地企業と連携した特定技能ドライバー教育事業の開始を発表しました。2024年3月、特定技能制度に自動車運送業に追加されましたが、現状はまだ広く浸透していないことを背景に、アズスタッフでは、国家資格を有する日本人の教職員を現地に駐在させ、ドライバー教育を行う事業に乗り出しました。今回はその現地での事業の内容をご紹介します。
  • ヨシ! 「仕事猫」が車輪脱輪事故防止を啓発
    一般社団法人日本自動車工業会は、人気キャラクター「仕事猫」とコラボし、大型車の車輪脱落事故防止を啓発するチラシを制作しました。本記事では、車輪脱落事故の概要や原因、日常的に行える対策などを紹介していきます。「仕事猫」や、「車輪脱落予兆検知装置」についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

ドライブワーク通信一覧へ

Copyright (c) Az staff Inc. All Right Reserved.