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ドライブワーク通信
思っているほど大変ではない?カゴ積み下ろし業務の内容とライフハック術
トラック運転手業務の1つ、カゴ積み下ろし作業。荷物積み・荷下ろしは時間にするとそれほど大きな割合ではありませんが、重い荷物の積み下ろしにハードルを感じる人は多く、トラック運転手になる上での懸念の1つにもなっているようです。
しかし、荷物の積み下ろしは思っているほど大変なものなのでしょうか。
今回はカゴ積み下ろし作業をテーマに、苦労する点や、より効率的に作業するにはどうしたら良いのかといったポイントをお伝えしていきます。

カゴ積み下ろし業務は、体力的にハードなイメージですが、必ずしも手積み手下ろしをするわけありません。
大きく分けて、「手積み手下ろし」と、「パワーゲート車による積み下ろし」の2つに分かれます。
まず「手積み・手下ろし」についてですが、カゴ台車を使う場合に自らの手で、荷物をパッキングしていくことを指します。
コンビニに荷物を運んできたトラックの運転手が荷物を台車に移し替えて、店内に荷物を搬入していく様子を見たことがあるかと思いますが、あの一連の作業が「手積み・手下ろし」に当たります。小さな店舗には機材を使って運び入れることができないため、コンビニへの配送はほとんどが「手積み・手下ろし」になるようです。
一方で、スーパーやホームセンター、ドラッグストアへの運び入れの場合はパワーゲート車と呼ばれる車での搬入が可能になります。パワーゲートであれば、機械が荷積み、荷下ろしをしてくれるので、腰痛持ちで重い荷物を運び入れることに不安がある方や、女性でも難なく業務をこなすことができるのです。ただし、パワーゲートでの配送は手積みに比べて身体への負担がかからない分、時間をきっかりと守ることが求められるのです。一概に楽とも言えませんね。
現場で重宝されるのは、やはりオールラウンダー。希望がどこまで通るかはわかりませんが、最近では「パワーゲート車だけ」など、希望通りの担当を割り当ててくれる企業も増えてきています。全てのパターンに対応できることが前提ですが、自分の適性を考えて希望を叶えてくれる会社に応募してみると、長く働けるかもしれません。
内勤の方が荷物のピッキングをして、カゴ車に乗せるまでの工程をやってくれる場合もありますが、集荷先によっては、ドライバーがピッキングからカゴ積みまでをしなければならないこともあります。こうした手積みをする場合、腰を痛めることを心配する方が多いのですが、腰だけでなく、意外にも足や腕など、他の部位を痛める方が多くいるようです。
例えば、ドライバーになりたての方に多いケースとして、腰をかばおうとして、腕や足の力だけで持ち上げてしまい、腕や足を痛めてしまう事例が挙げられます。腰椎ベルトは必需品しても、腰だけでなく、腕や足をもカバーする体勢を早い段階で見出すことが苦なく続けるコツと言えそうです。
また、指も盲点だそう。袋物を運ぶ際は極力、指に食い込ませないようにしないと、腱鞘炎になってしまうようです。腰を守るために腰椎ベルト、指を守るために革手袋をはめるといったアイテムを利用することはもちろんですが、仕事終わりに筋肉を冷やすクーリングなどのケアを続けていくことが大切ですね。

文/BUY THE WAY lnc.
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