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ぶっちゃけ、どんな人が向いているの?採用担当者に聞いた、トラックドライバーに求められる3つの資質。
未経験からの転職者が多い、トラックドライバー。しかし、誰でも簡単に始められるほど、甘い仕事ではない。
そこで、現場経験を経て、現在はドライバー派遣会社の採用担当であるAさんに話をお聞きした。
果たして、トラックドライバーに求められる資質とは......?
「最低限、車の運転に慣れている人がほしいですね。もちろん、トラックの運転に関しては入社後の研修でしっかり指導しますが、ある程度の運転スキルがなければ始めるのはなかなか難しいでしょう。あと、トラックドライバーは、1日の大半を車中で過ごすことになります。
そのため、運転が好きかどうかも、長く続ける上で必要な資質になってきますね」
仕事の相棒となるトラック。 雨の日も、風の日も、雪のも、一緒に荷物を目的地まで届ける。いずれは完璧に乗りこなしたいが、入社時に求められる最低限の運転スキルはどの程度を指すのだろう。
「とても基本的なことですが、まずは道路標識や関連法規の知識を持っているかどうかが大事です。S字カーブを曲がれるとか、スムーズに駐車できるとか、実技的なスキルは後々身につけていけばいい。まずは、安全運転への意識の高さが求められると考えてください」

「トラックドライバーは、単に荷物を運べばいいわけではありません。安全に、正確に、迅速に運ぶ、そこには大きな責任が伴います。小さな事故であっても、損害はとても大きい。
お客様にご迷惑を掛けてしまうだけでなく、自社の信用をも揺るがしてしまいます。
仕事を任せるに値する人物か、プロとしての責任感を持ち続けてくれるか。
経験の有無よりも、人柄を重視して選考していますね」
安全かつ迅速な運転。
トラックドライバーに求められるのは、高度な運転スキルだけではない。
数年、数十年経ち、ベテランの域に達したとしても、慢心せず、常に責任感を持ち続けられる人がこなせる仕事なのだ。

接客スキルの質が重視される現代。
それは、トラックドライバーも例外ではない。一昔前までは事故さえ起こさなければいいとされていたが、昨今では一人ひとりのマナーやモラルが求められている。
「私が現役でドライバーに従事していたころは、安全面やスピードに気をつけていればいい時代でした。菅原文太の『トラック野郎』なんて映画も流行っていましたから(笑)。
でも、今やトラックドライバーも接客業のひとつです。暴言を吐くなんてありえないし、
誰も見ていないところであっても、人としてのマナー・モラルが求められます」
また、トラックドライバーには、ある程度の営業力も必要になる。
「営業力といっても、はじめから専門的なことは求めません。明るい笑顔をみせられるとか、元気に挨拶をするとか。キビキビ・ハキハキと仕事ができれば問題ありません。
お客様は意外と第一印象を大事にしています。そのため、最初の挨拶はとても肝心。
個人、ひいては会社の信頼度にも直結します。面接時には、元気な挨拶でドアをノックして
ほしいですね」
求められるのはスキルよりも人柄。
それは、Aさんの会社に限った話ではなく、物流業界全体の採用基準だろう。
特に、営業、接客業、サービス業の経験がある人はチャンスといえる。
持ち前の明るい笑顔を武器に、自信を持って面接に挑んでほしい。

文/BUY THE WAY lnc.
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