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日本一のドライバーを決める!全国トラックドライバーコンテストとは?
専門性の高い仕事に携わっていると「この業界でいちばん上手いのは誰なんだろう?」一度は思いますよね。また「この道のナンバーワンになりたい!」と志すひとも少なくないはずです。トラックドライバーも例外ではありません。全日本トラック協会では毎年、日本一のトラックドライバーを決める「全国トラックドライバーコンテスト」を開催しています。
全国トラックドライバーコンテストは、全日本トラック協会が主催し、1969年から毎年続いている歴史ある大会です。平成最後の年となった2018年には、第50回の節目を迎えました。
コンテストで競われるのは、知識と技術の二点。競技を通し他のドライバーの模範となる姿を目指すことで、業界全体の安全意識を向上し、交通活動事故防止活動の推進に役立てることを開催の目的に掲げています。
後援には内閣府、国土交通省、警察庁、自動車安全運転センター、全日本交通安全協会、日本自動車整備振興会連合会。と、そうそうたる名前が並び、この大会の規模の大きさをうかがい知ることが出来ます。
全国トラックドライバーコンテストに参加できるのは、参加条件(在籍する事業所がトラック協会の会員であること、勤務成績が優秀であること、過去3年間人身事故を起こしたことがなく、過去1年間無事故・無違反であることなど)を満たし、なおかつ全国各都道府県の予選を勝ち抜いた精鋭ドライバーたちです。
2018年の10月27日~28日にかけて、茨城県ひたちなか市で行われた第50回大会では、144名(うち女性22名)のドライバーが参加し、プロドライバー日本一の座を賭けて競いました。
全国トラックドライバーコンテストでは、学科競技(400点満点)と、実技競技(600点満点)の合計点数で順位を競います。
○学科競技
安全運転に必要な知識が試されます。
・法規(道路交通法)
・構造技能(車両)
・運転常識(プロドライバーとしての一般的認識事項)
上記の3つの項目に分かれています。
○実技競技
トラックドライバーとして必要な実技を競い合います。
・運転操作及び法規履行
・コース走行
・課題走行
・運転態度
・エコドライブ
・日常点検
上記6つの項目があります。単純な運転技術だけでなく、運転態度や環境への配慮など、「他のドライバーの模範となり得るか」といった点も重要な評価ポイントです。
2018年に行われた第50回トラックドライバーコンテスト。平成最後となる節目の大会で日本一に輝いたのは、日本通運北陸警送支店富山警送事業所の樋口和孝さん(40)。1000点満点中998点という高得点を叩き出し栄冠を手にしました。日本一の栄冠だけでなく、内閣総理大臣賞、警察庁長官賞、全日本トラック協会長賞も同時受賞となった樋口さんには、歴代優勝者と共に、業界の発展と安全運転の推進を引っ張っていく役割が期待されています。
文/BUY THE WAY lnc.
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