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アドダイスとT2、眠気リスクを感知するAIの実証実験を実施

株式会社アドダイス(以下「アドダイス」)と、株式会社T2(以下「T2」)は、T2のトラックドライバーを対象に、アドダイスの予兆制御AIを用いて、眠気リスクを検知する実証実験を行いました。2025年6月には、その概要について発表しています。

実験の背景

今回の実証実験は、T2が2027年に実現を目指している、レベル4自動運転トラックでの幹線輸送を見越して行われたものです。

レベル4自動運転トラックとは

現在、運送業界は深刻なドライバー不足の状況にあります。この問題に対しては、運送業界や荷主企業を中心に、社会全体でさまざまな解決策が模索されている状況です。

自動運転トラックの導入も、近年注目を集めているドライバー不足対策のひとつです。自動運転トラックは、以下の5段階のレベルに分けられています。

レベル1:運転支援
レベル2:特定条件下での自動運転機能
レベル3:条件付き自動運転
レベル4:特定条件下における完全自動運転
レベル5:完全自動運転

T2は2027年にレベル4自動運転トラックによる幹線輸送を目指しています。

トラックドライバーの眠気リスクとは

トラックが関わる健康起因事故の代表的な原因のひとつに、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などによる日中の強い眠気が挙げられます。また、トラックドライバーは深夜や早朝に運転することも多く、生活リズムの乱れが、日中の強い眠気を招くこともあります。

運転中の眠気は、いうまでもなく事故の危険を大きく高めます。レベル4自動運転トラックは特定条件下での自動運転を行いますが、区間によっては有人での運転が必要になるため、眠気リスクを正しくケアすることは、従来と同様、非常に重要です。

予兆制御AIとは

アドダイスの予兆制御AIでは、ドライバーが装着したスマートウォッチが、心拍数をはじめとするバイタルデータを解析することで、最大で30分先までの眠気リスクをスコア化し、運行管理者に提示します。スコアが一定値を超えると、運行管理者とドライバーにそれぞれアラートが発報される仕組みです。

実証実験の概要

今夏の実証実験は、2025年3~5月の期間に、関東から関西までの高速道路の一部区間(約500Km)で実施されました。

実証実験を終えたドライバーは、「実際、ドライバーは運転中に眠気を感じることがあります」としたうえで、「30分先に眠くなることが分かれば事前に対応できる」と予兆制御AIへの期待を語りました。

また、アドダイスの伊東CEOは予兆制御AIについて、近年普及している生成AIとは異なり、「下腿や言葉になっていないあいまいな状態から、そこに潜む潜在的リスクを解析するAI」と位置づけ、今後も安全運転に貢献していくとしています。

トラックドライバーが不足している状況における自動運転トラックへの期待や、依然として大きなリスクである眠気、そして予兆制御AIの働きについて解説したうえで、アドダイスとT2による実証実験の概要を紹介しました。

眠気は、大きな事故につながりかねない大きなリスクであり、それはレベル4自動運転トラックが本格的に実用化されても変わらないでしょう。予兆制御AIによって眠気を感じる前に感知し、事故を防止することが期待されます。

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