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トレーラー(けん引)免許ってどう取るの?メリット・デメリットを大研究!

車両重量が750kgを超えるトレーラーで、車体に荷台を連結させて移動させるために必要なのが「けん引免許」だ。
最近ではけん引免許を必要とする仕事が増えてきたため、新たに取得するトラ男・トラガールも多いという。今回は培ってきた
ドライバー経験をさらに活かせる「トレーラー(けん引)免許」取得方法と、そのメリット・デメリットを紹介するぞ。

けん引免許の取得方法

けん引免許を取得するには、指定自動車教習所で12時限の技能教習を受けたのち、卒業検定に合格する方法と、運転免許試験場で直接試験を受ける方法(いわゆる「一発試験」)の2種類がある。
普通、中型、大型、大型特殊のいずれかの免許を取得していることが前提なので、試験及び教習は学科がなく技能のみ。試験及び教習では全長8~11mクラスのセミトレーナーが使用される。

取得費用は?

指定自動車教習所の費用は教習所によって異なるが総額で12~15万円のところが多い。
一発試験の費用は受験料・試験車使用料・免許証交付料を合わせて6,550円で済むのだが、練習する環境を整えることが難しいためか、一発試験に合格するまでにかかる回数は平均で4.2回(2014年)というデータがあるように、簡単ではない。人によっては10回以上かかることも。
どちらをとるか悩ましいところだが、時間や費用と、自分の技量をよく考えて選んで欲しい。

取得のメリット・デメリット

メリット…仕事の幅が広がる
東京オリンピックに向けて建設ラッシュが始まり物資の移動が盛んになっている今、けん引免許取得によって仕事の幅を広げれば、 給料UPやより良い環境の良い業務に移れるチャンスは大きくなっている。
実際に求人広告を見ればわかる通りトレーラー運転手の給与は一般のトラック運転手の給料に比べて割増となっている。

デメリット…費用と時間がかかる
取得にはどうしても費用と時間がかかる。また実際に業務をするにあたりに必要な技能レベルに達するまでに一定の時間(経験)が 必要だ。また自分にあったトレーラー運転手の求人が見つからなければ、けん引免許は宝の持ち腐れとなってしまう。
しかし、現在、厚生労働省が「教育費用訓練給付」という形で、けん引免許取得にかかった費用のうち20パーセントを免許取得後に 支給してくれる制度がある(※一定の条件を満たしていることが求められる)ので、ステップアップを望むなら、この機会に免許取得に挑戦してみよう。

けん引免許を活かすために知っておくべきこと

けん引免許自体には、車の大きさによる区分はないが、運転できるトレーラーの大きさは取得している運転免許の種類で決まるので、大型貨物トレーラーを運転するにはけん引免許と合わせて大型自動車免許が必要になる。
つまり、けん引免許をとればすぐにトレーラー運転手として活躍できるとは限らない。トレーラーが必要とされるのは大量の荷物を運ぶとき。トレーラー運転手の求人条件の大半は、けん引免許だけでなく大型免許も必要としている。またトレーラー運転経験を不問としていても、(大型)トラック車両の運転経験を必要とする求人が多いことにも注意して欲しい。

文/BUY THE WAY lnc.

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