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トラックドライバーの平均拘束時間、2024→2025年度は減少傾向
運送業界ではドライバー不足が慢性的かつ深刻な課題となっています。また、現役ドライバーの高齢化も進んでおり、十分な対策を取れなかった場合、今後の状況はより悪化していくことが見込まれます。
ドライバー不足の背景にはさまざまな要因がありますが、なかでも大きなもののひとつが、労働時間の長さです。国土交通省は、トラックドライバーの1運行あたりの平均拘束時間に関する調査を行い、その結果を令和8年7月10日に公表しました。
ドライバー不足の背景にはさまざまな要因がありますが、なかでも大きなもののひとつが、労働時間の長さです。国土交通省は、トラックドライバーの1運行あたりの平均拘束時間に関する調査を行い、その結果を令和8年7月10日に公表しました。
調査の概要
今回、国土交通省が実施した調査の概要は以下のとおりです。
【調査対象】
一般貨物自動車運送事業のうち、実運送を行う事業者
【調査期間】
2025年11月25日~2025年12月24日
【調査内容】
2025年4月~2025年8月の通常期における代表的な1日の運行についての、以下の項目
① 運転時間
② 荷待ち時間
③ 荷役時間
④ 附帯作業時間
⑤ 点検・点呼に要した時間
⑥ 休憩
調査結果
調査の結果、2025年度におけるトラックドライバーの1運行あたりの平均拘束時間は10時間13分でした。これは2024年度に実施された同様の調査と比較して1時間33分減少しています。また、2020年と比較すると2時間13分の減少となっています。各項目における拘束時間は以下のとおりです。
① 運転時間
運転時間については、2024年度から2025年度の期間でほぼ横ばいという結果になりました。しかし、2020年度から2024年度までの4年間では、約50分削減されています。
② 荷待ち時間
荷待ち時間については、2025年度から2024年度のあいだに、約28分という大幅な削減を実現しています。この項目では2020年度から2024年度まで4年間でほとんど変化がありませんでしたが、直近の1年で大幅な改善がみられました。
③ 荷役時間
2025年度の荷役時間は48分で、2024年度から約半分まで削減されました。こちらも2020年度から2024年度までの4年間で改善が見られなかった項目であり、直近1年間での変化の大きさが伺えます。
④ 付帯作業時間
付帯作業時間については、2020年度から2025年度までの5年間で大きな変化はありませんでした。
⑤ 点検・点呼に要した時間
点検・点呼に要した時間については、2024年度からほぼ横ばい、2020年度からは約14分の増加となっています。
⑥ 休憩
休憩時間については、2024年度から約13分の減少となっています。
このように、2024年度から2025年度までの1年間で削減された約1時間33分のうち、荷待ち時間と荷役時間の2項目における削減時間が約1時間14分という結果になりました。この2項目の改善により、大幅な削減を実現したことがわかります。
| 年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2020年度 |
|---|---|---|---|
| 平均拘束時間 | 10時間13分 | 11時間46分 | 12時間26分 |
調査の結果、2025年度におけるトラックドライバーの1運行あたりの平均拘束時間は10時間13分でした。これは2024年度に実施された同様の調査と比較して1時間33分減少しています。また、2020年と比較すると2時間13分の減少となっています。各項目における拘束時間は以下のとおりです。
① 運転時間
| 年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2020年度 |
|---|---|---|---|
| 平均運転時間 | 5時間52分 | 5時間54分 | 6時間43分 |
運転時間については、2024年度から2025年度の期間でほぼ横ばいという結果になりました。しかし、2020年度から2024年度までの4年間では、約50分削減されています。
② 荷待ち時間
| 年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2020年度 |
|---|---|---|---|
| 平均荷待ち時間 | 1時間00分 | 1時間28分 | 1時間34分 |
荷待ち時間については、2025年度から2024年度のあいだに、約28分という大幅な削減を実現しています。この項目では2020年度から2024年度まで4年間でほとんど変化がありませんでしたが、直近の1年で大幅な改善がみられました。
③ 荷役時間
| 年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2020年度 |
|---|---|---|---|
| 平均荷役時間 | 48分 | 1時間34分 | 1時間29分 |
2025年度の荷役時間は48分で、2024年度から約半分まで削減されました。こちらも2020年度から2024年度までの4年間で改善が見られなかった項目であり、直近1年間での変化の大きさが伺えます。
④ 付帯作業時間
| 年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2020年度 |
|---|---|---|---|
| 平均付帯作業時間 | 14分 | 16分 | 16分 |
付帯作業時間については、2020年度から2025年度までの5年間で大きな変化はありませんでした。
⑤ 点検・点呼に要した時間
| 年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2020年度 |
|---|---|---|---|
| 平均点検・点呼時間 | 38分 | 41分 | 24分 |
点検・点呼に要した時間については、2024年度からほぼ横ばい、2020年度からは約14分の増加となっています。
⑥ 休憩
| 年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2020年度 |
|---|---|---|---|
| 平均休憩時間 | 1時間41分 | 1時間54分 | 1時間58分 |
休憩時間については、2024年度から約13分の減少となっています。
このように、2024年度から2025年度までの1年間で削減された約1時間33分のうち、荷待ち時間と荷役時間の2項目における削減時間が約1時間14分という結果になりました。この2項目の改善により、大幅な削減を実現したことがわかります。
まとめ
トラックドライバーの拘束時間は、2024年度から2025年度の期間で約1時間33分減少し、その内訳としては、荷待ち時間と荷役時間の削減が大きな要因を占めていることがわかりました。国は今後も引き続き、荷待ち時間・荷役時間の短縮を目指す考えを示しています。
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