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トラックドライバーと薬の付き合い方

全日本トラック協会では2025年7月より、「ドライバーの押さえておきたいヘルスケアポイント動画」と題した、全8回の動画シリーズを順次公開しています。2026年1月から2月にかけては、その第5回、第6回として、「トラックドライバーのための医療機関のかかり方と服薬」がそれぞれ公開されました。

そこで本記事では、動画の内用を参照しながら、トラックドライバーが知っておくべき薬の服用方法について、詳しく紹介します。

トラックドライバーが薬を飲む際の注意点

トラックドライバーが薬を服用する際には幾つかの注意点があります。なかでも特に重要なものとして、以下の3点を紹介します。

・副作用による「眠気」
・用法・用量を遵守する
・飲みあわせに注意する

副作用による「眠気」 薬を服用すると、主作用のほかに副作用が出る可能性があります。副作用にはさまざまなものがありますが、運転業務に従事するひとが最も警戒するべき副作用が「眠気」です。なかでも花粉症をはじめとするアレルギーの薬として用いられる「抗ヒスタミン薬」は、強い眠気を引き起こすことがよく知られています。薬によっては、服用後の運転が禁止されているものも少なくないため、服薬前に必ず確認しましょう。

用法・用量を遵守する 薬を服用する際は、用法・用量を遵守することが大切です。とくに、規定量よりも多く飲み過ぎないよう注意しましょう。「早く治さなければ」と焦るあまり、多く服用したくなる方もいるかもしれませんが、多く服用すればそれだけ、眠気などの副作用が発生するリスクも高まります。

飲みあわせに注意する 薬は、他の薬との飲みあわせによって、薬の作用が必要以上に強まったり、弱まったり、副作用が現れやすくなったりすることがあります。複数の薬を飲む際には、必ず専門家に確認するのが鉄則です。また、「グレープフルーツと血圧の薬」のように、特定の食べ物や飲み物と相性が悪い薬も存在します。お茶やコーヒー、アルコールが、正常な作用を妨げることもあります。薬を飲む際には、水やぬるま湯で飲むようにしましょう。

運転可能な薬かどうかを必ず確認する 医師や薬剤師に、「この薬を飲んでも運転できるか」を必ず確認しましょう。その際、トラックドライバーである旨も必ず伝えてください。

不規則な勤務形態でも確実に服薬する工夫

トラックドライバーのなかには、夜間の運行が多いなどの理由で生活リズムが不規則になり、「つい服薬を忘れてしまいがち」という方も多いでしょう。ここでは、トラックドライバーが確実に服薬するための工夫を3つ紹介します。

ピルケースと薬カレンダーの活用 1日分の薬を3回に分けたピルケースや、1週間分のポケットがついた薬カレンダーを活用することで、服薬状況がわかり、「飲んだかどうか忘れた」というトラブルを避けられます。

スマホのアラームを活用 服薬時間に合わせて、スマホのアラームやリマインダーを設定しておきましょう。「お薬リマインダー」など、服薬に特化したアプリを活用することも一案です。

薬剤師による「一包化」 飲む薬が多い場合、薬剤師に相談して「朝・昼・夕」などの1回分を1つの袋にまとめてもらう「一包化」をしてもらいましょう。袋に日付や時間を印字してもらえるため、管理の負担が劇的に軽減されます。

まとめ

自身の健康は、安全運転においてもっとも欠かせないもののひとつです。薬と上手に付き合いつつ、少しでも不安や疑問があれば、医師や薬剤師に迷わず相談しましょう。

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