> > 外国人材を採用するまでのスケジュール

ドライブワーク通信

外国人材を採用するまでのスケジュール

外国人ドライバーを採用し、本入社までの期間はどれくらいかかるのか。
今回は、国外採用と国内採用で期間がかわるため、それぞれ紹介する。

国外採用

国外採用の場合、打ち合わせから募集をかけ面接を行い内定が決定すると、そこから入国まで約7か月間教育期間に入る。この期間では、日本語能力試験や特定技能試験に向けた日本語の勉強などを行う。その工程を経て、入国をする。入国をすれば仮入社となるが、そこから外国の免許を日本の免許に切り替える外免切替、特定技能ビザの取得を行う。子の期間、特定活動というビザを利用し、外国人を積み荷や倉庫内作業といった、運転を用いた業務以外の仕事をしてもらう必要がある。この工程に3~6か月ほどかかる。そして、本入社となる。そのため、内定から本入社までは約1年前後となる。このことから、イメージ的には新卒採用のような、決まった日程で決まった人数の人材を供給できる形となる。

国内採用

国内採用となると、募集から内定後、ビザ手続きまでの流れは国外採用と同じになる。
しかし、中には、すでに日本の免許を持っている人材も多数いるためその場合ビザ手続きのみになるため2~3か月ほどで本入社が可能となる。国外採用ほどの供給量には欠けるが、入国までの工程が省かれるため短い期間での人材の採用が可能となる上に、日本に住んでいるため、日本語能力のレベルが上がっている人材も多い。

特定活動ビザ

特定活動ビザは、他の在留資格に該当しない外国人が、法務大臣が個別に指定した活動を行う際に取得できる在留資格である。主に、就職活動や起業準備、観光・保養、高度人材の親族など、様々な目的で取得できる。就労制限がある場合もあるが、資格外活動許可を得れば、週28時間までの就労が認められることもある。

このように、外国人を雇用するにはこのような制度やそこに係る期間が設けられている。
近年人手不足が問題視されているなかで、外国人材が問題解決のカギになることが見込まれている。そのため、外国人の受け入れ方についても知っていく必要がある。

ドライブワーク通信バックナンバー
  • 外国人が好む募集要項
    2025年春、特定技能制度に新しく追加された業種「自動車運送業」。現在、少しずつ参入企業が増え、採用活動を行っている企業が増えています。今後さらに多くの企業が参入し需要が供給を超え、人材の引き合いが見込まれるこの制度ですが、外国籍ドライバーが集まりやすい募集要項はどういった内容なのでしょうか。今回は、外国人の候補が好む条件について実際の声も参考にし、ご紹介します。
  • 外国人ドライバーを検討する上での国籍比較
    特定技能制度は、国内人材を確保することが困難な状況にある産業分野において、一定の専門性・技能を有する外国人を受け入れることを目的とする制度です。2018年に在留資格「特定技能」が創設され、2019年4月から受入れが可能となりました。自動車運送業分野においては、特定技能1号について受入れが可能な分野として2024年4月新たに定められました。
  • トラックドライバーの喫煙率は平均の3倍以上 健康リスクだけではなく交通事故のリスクも
    2025年7月、全日本トラック協会(全ト協)は、「ドライバーの健康増進に向けた取組の推進」の一環として、「運転中だけたばこをお休みしてみませんか? 」と題した啓発チラシを作成しました。それに合わせて本記事では、トラックドライバーの喫煙状況や、一般的な喫煙のリスク、トラックドライバーならではの喫煙リスクなどについて解説します。
  • 多くのドライバーが「運転中に眠気による危険」を体験 睡眠不足が招くリスクとは
    2025年7月、全日本トラック協会(全ト協)は、「いい仕事は快適な睡眠から 」と題した啓発チラシを公開しました。これは「ドライバーの健康増進に向けた取組の推進」の一環として作成されたものです。そこで本記事では、トラックドライバーの睡眠不足が招くリスクや、睡眠のチェック方法などについて解説します。
  • 全ト協、2024年の交通事故統計分析結果を公開
    2025年6月、全日本トラック協会は「2024年の交通事故統計分析結果【確定版(車籍別)死亡・重傷事故編】」を公開しました。

ドライブワーク通信一覧へ

Copyright (c) Az staff Inc. All Right Reserved.