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外免切替の取得方法と実態

外免切替(外国免許切替)という制度は、外国で取得した運転免許を日本の運転免許に切り替えたい方にむけた制度である。特定技能(自動車運送業)のカテゴリーにおいては、日本でまだ運転免許を持っていなくとも、母国で取得した運転免許があれば、「特定活動」の在留資格で日本に入国し6か月以内に外免切替を行う。この期間内に日本の普通免許を取得し、在留資格を取得し、在留資格を「特定技能」に切り替え、ドライバーとして就労することができる。

①外国免許の確認
②必要書類の準備
③審査の予約
④提出書類の審査
⑤適正審査
⑥知識確認
⑦技能確認
⑧免許証交付

・外国の運転免許証
・外国免許証の日本語翻訳文
・国際運転免許証または古い日本の運転免許証
・日本の住民票
・在留カード
・パスポート
・証明写真
・運転に必要なもの(眼鏡、コンタクトレンズ、補聴器など)

知識確認では、日本の基本的な交通法令に関する問題が出題される。試験は10問の〇×問題で、7問以上正解すれば合格である。
外免切替で1番難しいとされているのが技能確認の実技試験である。特定活動の6か月内に外免切替に合格しない場合、母国に帰国しなければならないため特定活動以内に確実に合格することが求められる。なお、試験は減点方式で、70点以上が合格ラインである。
外免切替の費用は申請時に必要な手数料、申請費用、講習費用となる。申請時に必要な手数料は一般的に3000円程度で試験費用は種類によるが、普通免許であれば1000円から2000円程度である。外免切替講習を受ける場合は1回あたり1万円程度が目安である。
外免切替の大きな課題となっていることが予約である。
現在、外免切替の予約に3か月以上かかる免許センターがほとんどである。
その理由としては、日本の免許を取得したい外国人やドライバーの特定技能の増加、外免切替の難易度の高さによる複数回の受講によるものとされている。そのため予約枠が少ない中で試験に落ちてしまうと次回の予約がまた厳しくなってしまう。こういった複数の要因によって予約が困難になっている。また、予約方法はWeb予約、電話予約、直接申請の3種類となる。

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