HOME > ドライブワーク通信 > 第54回全日本トラックドライバーコンテストが開催
ドライブワーク通信
第54回全日本トラックドライバーコンテストが開催
競技の結果、兵庫県代表として出場した、株式会社西濃運輸尼崎支店の西林仁さんが、11トン部門で総合得点982点を獲得し、プロドライバー日本一(内閣総理大臣賞)に輝きました。
全日本トラックドライバーコンテストは、日本一のプロドライバーを決める大会です。大会は学科競技と、実技競技のふたつにわかれており、総合得点で順位を決します。
大会は、4トン部門、11トン部門、トレーラ部門、女性(トラガール部門)の4部門があります。さらに全部門を通じて総合得点1位のドライバーが、プロドライバー日本一の称号である内閣総理大臣賞を受賞します。
主催は全ト協で、内閣府、国土交通省、警察庁、自動車安全センター、全日本交通安全協会、日本自動車整備振興会の後援を受け、昭和44年から毎年開催されています。(ただし第52回大会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中止となっています)。
全日本トラックドライバーコンテストの競技内容は以下のとおりです。
▽学科試験
安全な交通の方法等に関する必要な知識の習得状況について、短答式により試験します。項目は「法規(道路交通法)」「構造機能(車両)」「運転常識(プロドライバーとしての一般的認識事項等)」の3つがあり、満点は400点です。
▽実技試験
「運転技能」「点検」の2項目があります。審査の主眼となるのは「運転操作および法規履行」「コース走行」「課題走行」「運転態度」「エコドライブ」「日常点検」の6つで、満点は600点です。
今大会の11トン部門で優勝し、内閣総理大臣賞にも輝いた西林仁さんは、普段は兵庫県内で雑貨の集配を行い、10トン車と4トン車扱うドライバーです。
トラックドライバー歴は17年で、以前は回転寿司店に勤務していたという経歴の持ち主。過去には4トン部門での出場がありましたが入賞には至らず、11トン部門での出場は今回が初めて。競技後の手応えとしては「やりきることができたかなという程度」だったとコメントし、優勝という結果には驚きを隠しませんでした。
トラックドライバーコンテストについては、運転スキルや交通法規の勉強になることに加えて、全国のドライバーと交流を持てることにも触れ、「出場するだけで勉強になる大会」と意義を語りました。
そんな西林さんが普段の運転で安全のために心がけていることは、まず「安全を認識してから車を動かすこと」。そして周りの状況に応じた運転や、道路交通付の遵守など。車体サイズゆえの死角など、トラックならではの気をつけるべき点があるとしながらも、基本的な運転ルールを守ることの大切さについて触れました。
文/BUY THE WAY lnc.
-
白トラ行為への規制強化 ポイントを解説
2026年4月1日より、貨物自動車運送事業法の改正法が一部施行され、違法な白ナンバートラック(白トラ)への規制が強化されます。従来の白トラ規制は、主に運送を行った事業者が処罰の対象でしたが、この規制強化により、運送を行った荷主も責任を問われることになります。 -
冬用タイヤは「溝深さ」に注意 重要性と確認方法を紹介
冬季のトラック輸送では、路面の凍結や積雪がある地域での走行が避けられず、冬用タイヤの装着が不可欠です。しかし、安全に走行するためには、単に冬用タイヤを履くだけでは不十分で、適切な管理が欠かせません。なかでも特に重要なのが、タイヤの「溝深さ」です。本記事では、大型車の冬用タイヤにおける溝深さの基礎知識や重要性、点検方法などを分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。 -
1月開催!外国籍ドライバー採用に向けたネパール視察ツアー企画!
2024年3月、特定技能制度に追加された自動車運送業分野。弊社アズスタッフでは先行して特定技能ドライバーの教育事業をネパールにて展開し、依頼に対して迅速な対応ができるように、準備を進めてきました。現在は教育を終えて内定を待っている候補者が多くいるため、圧倒的なスピード感での入国を実現させることが可能となります。ネパール現地では国家資格を有する日本人の教職員を駐在させ、ドライバー教育を行っております。そして今回、1月21日(水)~23日(金)にかけ実際の教育現場の見学や、現地の日本語学校、教習所を視察し面接が可能なツアーを開催することが決定いたしました。今回はその内容についてご紹介します。 -
現地教育
弊社アズスタッフでは、ネパールの現地企業と連携した特定技能ドライバー教育事業の開始を発表しました。2024年3月、特定技能制度に自動車運送業に追加されましたが、現状はまだ広く浸透していないことを背景に、アズスタッフでは、国家資格を有する日本人の教職員を現地に駐在させ、ドライバー教育を行う事業に乗り出しました。今回はその現地での事業の内容をご紹介します。 -
ヨシ! 「仕事猫」が車輪脱輪事故防止を啓発
一般社団法人日本自動車工業会は、人気キャラクター「仕事猫」とコラボし、大型車の車輪脱落事故防止を啓発するチラシを制作しました。本記事では、車輪脱落事故の概要や原因、日常的に行える対策などを紹介していきます。「仕事猫」や、「車輪脱落予兆検知装置」についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。












