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ドライブワーク通信
若手人材に向け、トラックドライバーの魅力をアピール
慢性的なドライバー不足が続くトラック業界では、若手ドライバーの獲得が急務です。
現在、トラックドライバーの平均年齢は、全産業の平均年齢よりも高く、高齢化が進んでいる分野です。ドライバー数は現時点でも足りていませんが、今後、高齢のドライバーが引退していくことで、さらなる人材不足に陥るおそれがあります。
さらに、2024年には、自動車運転業務における時間外労働に対し、年間960時間の上限が設けられます。これにより、これまで個々のドライバーの長時間労働によって人材不足を補ってきた多くの事業者が、難しい対応を迫られることになります。
こうしたドライバー不足に対し、各社はこれまで、テクノロジーの活用による輸送の効率化や、省力化も試みて来ました。
しかしやはり、最も重要なのは若手人材の確保でしょう。
「TRY! TRUCK!! TRANSPORT!!!」は、これから就職をめざす若い人材に対して、トラックドライバーという仕事の魅力をアピールした上で、心配事の解消や、トラックドライバーになる方法などを解説する内容となっています。
「TRY! TRUCK!! TRANSPORT!!!」では、「物流業界の今」と題し、トラックドライバーの意義や魅力について、以下の8項目を紹介しています。
1.日本の物流を支えるトラック輸送
国内輸送の約9割がトラックによるものだというデータ紹介しています。
2.緑ナンバートラックについて
営業用トラックである緑ナンバートラックについて紹介し、取扱う荷物の幅広さにも触れています。
3.もしもトラックが止まったら
トラックの運行が止まったら社会にどのような影響があるかを解説。ドラックの重要性を強調しています。
4.災害などの緊急時にもトラックが活躍
東日本大震災への対応を例に、災害時におけるトラックの役割を紹介しています。
5.トラックの安全装置
「大型車両の運転は怖い」思っている方に向け、安全運行のための装備が充実していることを紹介しています。
6.トラックに乗るときは
乗車前の点検や点呼など、安全な運転のために行うチーム単位での対策を紹介しています。
7.安全運転教育もしっかりと
運転の癖に応じたアドバイスを行う適性診断や、管理者が同行する添乗指導などを例似、若手ドライバーへの教育制度が充実していることを強調しています。
8.幅広い世代が活躍
若者・女性・高齢者など、様々な属性のドライバーが活躍できるよう、トラック業界として取り組んでいることを解説。
具体例として「トラガールプロジェクト」が紹介されています。
上記の8つに加え、現役トラックドライバーの声や、1日の過ごし方なども掲載。
トラックドライバーになってからの生活を具体的にイメージしやすい内容となっています。
文/BUY THE WAY lnc.
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第54回全日本トラックドライバーコンテストが開催
令和4年10月22日から24日にかけて、全日本トラック協会(以下:全ト協)主催による、第54回全国トラックドライバーコンテストが開催され、地区大会を勝ち抜いた126人が知識と技術を競い合いました。競技の結果、兵庫県代表として出場した、株式会社西濃運輸尼崎支店の西林仁さんが、11トン部門で総合得点982点を獲得し、プロドライバー日本一(内閣総理大臣賞)に輝きました。 -
トラックボディの売買サイトが登場 業界初
10月11日、中古トラックの販売や輸出を手掛ける株式会社片岡オート(以下:片岡オート)は、トラックのボディを手放したい人と、それを必要とする人とを繋ぐマッチングサイト「トラボディ」をリリースしたと発表しました。トラックのボディを扱うサイトとしては、これまでトラック業界大手のパーツ販売サイトや、中古車部品のサイト、フリマサイトなどの選択肢はありましたが、トラックボディに特化したマッチングサイトは過去に例がなく、「トラボディ」が史上初となります。 -
9・10月は自動車点検整備推進運動の強化月間
9月・10月は「自動車点検整備推進運動」の強化月間です。国土交通省はこの期間にあわせて、全日本トラック協会などの自動車関係団体と協力し、自動車の点検・整備の重要性を周知しています。これに際し、トラックなどの大型自動車を運転する人に向けたチラシも作成されました。このチラシは、大型自動車は事故が起きた際の被害が大きくなりやすいため、日頃の点検・整備をより徹底させる必要があることを説きつつ、「車両脱輪事故」と「車両火災事故」の対策に焦点を置いた内容となっています。それぞれの内容について見ていきましょう。 -
若手人材に向け、トラックドライバーの魅力をアピール
全日本トラック協会では、就職を検討する高校生などに向け、トラック業界の魅力や仕事業界を紹介するパンフレット「TRY! TRUCK!! TRANSPORT!!!」の2022年版を作成しました。 -
「トラック運転者の長時間労働改善特別相談センター」が開設
2022年8月1日、厚生労働省は、トラックドライバーの長時間労働改善に向け、「トラック運転者の長時間労働改善特別相談センター」を開設しました。同センターでは、トラック運送事業者や発着荷主から、トラック運転者の長時間労働に関する質問や相談を受け付けています。また、同センターの開設に併せて、「トラック運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」もオープン。こちらでは、実際に相談する際の手順や、相談を検討するときに読んでおきたい情報が掲載されています。