> > トラガール大活躍!急増中の女性トラックドライバーの一日

ドライブワーク通信

トラガール大活躍!急増中の女性トラックドライバーの一日

ドライバーの高齢化や、トラック業界における人材不足を打開するべく 国土交通省がはじめた「トラガール推進プロジェクト」 そのかいもあってか、近年女性トラックドライバーが増加中だ。 今日はそんなトラガールの1日を追ってみたぞ。

「父がトラックドライバーで子供のころからトラックに乗るのが夢。
以前は医療事務の仕事をしていましたが、女性のドライバーが乗っているのを見て、
やっぱり私もトラックに乗りたい!と思い、大型免許を取得。
長距離をバリバリ走るドライバーでしたが、妊娠・出産し育休へ。
今は3トン車で商品の配送をおもにがんばっています!」(Nさん・30歳)

そんなNさんの一日は?

「朝は早いですよ。毎朝5時30分にお客様の工場を出発し、納品先を1日に10数件回り、15時30分には帰社します。
朝が早いぶん、夜は早めに家に帰れるので、家族のごはんを準備する余裕があって嬉しいですね」

なるほど。トラックドライバーの仕事には朝早いものから夜間の仕事までさまざまなスケジュールの仕事がある。
単発の仕事もあれば、3か月から半年の中長期の仕事もあり、自分のライフスタイルに合わせて選べば子育てや家事とも両立できそうだ。 女性としてドライバーをやっていて、困ることはないのだろうか?

「力では男性にかないませんが、今やっている仕事は軽い商品なので荷積み荷卸しもとくに困ったことはありません。
男性ドライバーも女性には親切。時々手伝ってくれたりして、気持ちよく仕事していますよ」

なるほど。では逆に、仕事の上で気を付けている点は?

「女性ならではというわけではないですが、健康管理には気を配っています。
子供のためにも食事は健康的なものを、と思い、昼はコンビニで済まさず息子とおなじお弁当を持って行っています」

そんなNさんだが、子供が大きくなったら、長距離(片道300km以上)の距離を走る業務に復帰したいと話す。以前は、大阪を出発して富山、石川、福井と走り、仮眠をとったあとには愛知、大阪と走るルートが定番だったという。

「長距離の場合は、3日勤務して1日休みというローテーションで仕事をしていました。
以前の職場では4時間ごとに30分の休憩をとることになっていて、PAに立ち寄り車中で休むことがほとんどです。
ちょっとハードだし、家に帰れない日も出てくるけど、長距離は収入が安定しているのが魅力ですね」

なるほど。大型免許を持ち、長距離も視野に入れれば、仕事の幅は広がりそうだ。
一般的なトラックドライバーの収入は、相場は300万~700万円ほど。やる気があれば女性でも高収入を目指せる。
明日の日本の物流を支えるため、走れ、トラガール!

文/BUY THE WAY lnc.

ドライブワーク通信バックナンバー
  • 白トラ行為への規制強化 ポイントを解説
    2026年4月1日より、貨物自動車運送事業法の改正法が一部施行され、違法な白ナンバートラック(白トラ)への規制が強化されます。従来の白トラ規制は、主に運送を行った事業者が処罰の対象でしたが、この規制強化により、運送を行った荷主も責任を問われることになります。
  • 冬用タイヤは「溝深さ」に注意 重要性と確認方法を紹介
    冬季のトラック輸送では、路面の凍結や積雪がある地域での走行が避けられず、冬用タイヤの装着が不可欠です。しかし、安全に走行するためには、単に冬用タイヤを履くだけでは不十分で、適切な管理が欠かせません。なかでも特に重要なのが、タイヤの「溝深さ」です。本記事では、大型車の冬用タイヤにおける溝深さの基礎知識や重要性、点検方法などを分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
  • 1月開催!外国籍ドライバー採用に向けたネパール視察ツアー企画!
    2024年3月、特定技能制度に追加された自動車運送業分野。弊社アズスタッフでは先行して特定技能ドライバーの教育事業をネパールにて展開し、依頼に対して迅速な対応ができるように、準備を進めてきました。現在は教育を終えて内定を待っている候補者が多くいるため、圧倒的なスピード感での入国を実現させることが可能となります。ネパール現地では国家資格を有する日本人の教職員を駐在させ、ドライバー教育を行っております。そして今回、1月21日(水)~23日(金)にかけ実際の教育現場の見学や、現地の日本語学校、教習所を視察し面接が可能なツアーを開催することが決定いたしました。今回はその内容についてご紹介します。
  • 現地教育
    弊社アズスタッフでは、ネパールの現地企業と連携した特定技能ドライバー教育事業の開始を発表しました。2024年3月、特定技能制度に自動車運送業に追加されましたが、現状はまだ広く浸透していないことを背景に、アズスタッフでは、国家資格を有する日本人の教職員を現地に駐在させ、ドライバー教育を行う事業に乗り出しました。今回はその現地での事業の内容をご紹介します。
  • ヨシ! 「仕事猫」が車輪脱輪事故防止を啓発
    一般社団法人日本自動車工業会は、人気キャラクター「仕事猫」とコラボし、大型車の車輪脱落事故防止を啓発するチラシを制作しました。本記事では、車輪脱落事故の概要や原因、日常的に行える対策などを紹介していきます。「仕事猫」や、「車輪脱落予兆検知装置」についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

ドライブワーク通信一覧へ

Copyright (c) Az staff Inc. All Right Reserved.