HOME > ドライブワーク通信 > 雪道運転をする際に気をつけるべき5つのポイント
ドライブワーク通信
雪道運転をする際に気をつけるべき5つのポイント
全国のトラ男諸君!今日も元気に走り回っているかな?
今回は、トラックドライバーにとっての大敵、「雪道運転」について。
本格的な冬は越えたが、まだまだ油断は禁物だ!降雪量の多い地域では、雪道でのスリップ事故に備える必要がある。
今回は、雪道での事故防止に役立つ5つのポイントを紹介する。
雪国出身のトラ男以外も、覚えておいてソンはないまめ知識だ。
まずは原理原則から。
気温が下がると、凍結や積雪によって道路が大変スリップしやすくなり、大事故につながりやすい。
この状態での急ハンドル、急加速、急ブレーキはもちろん、急なアクセル操作も禁物。
ブレーキをかけてから車が止まるまでの制動距離は、積雪した道路では通常の2~3倍、凍結道路では8~10倍ほど!あっと思ってから急ブレーキをかけても遅いのだ。車間距離は十分に保ち、常に余裕をもった距離を心がけよう。
また、もし前方に異変を感じても、ブレーキとハンドルの操作を同時に行ってはいけない。まずはブレーキで十分に速度を落とし、それでも避けられない場合にハンドルをきるように。

四輪で雪道を走る場合は、スタッドレスタイヤに交換することをおすすめする。
スタッドレスの運転のコツは、常にタイヤを転がすような感覚で運転すること。また、他の車がスタッドレスタイヤで走ったあとの路面は、滑りやすくなる傾向にある。安全に走る為には、車の走行ラインからわざと外れて走るのもおすすめだ。
また、やむをえず普通タイヤで走行する場合は滑り止めを必ずつけよう。

一口に「雪道」といっても、雪の状態によっていくつかの種類に分けられ、危険度も異なる。ぱっと見、通常の道路と見分けにくい状態もあるため、しっかり目視して、滑りやすそうなところは避けて走ろう。
アイスバーン
「路面凍結」状態。道路が透明だったり、黒く見えるところは溶け出した雪が凍って滑りやすくなっている。特に冷え込む夜間や朝方、日陰などには注意が必要。
シャーベット
シャリシャリの雪道。水分を多く含んでいてスリップしやすくなるのでとても危険。ハンドルも効かなくなりやすいのでチェーンをつけよう。
圧雪凍結
雪がたくさんの車に踏み固まられて、凍結のような状態になること。普通の雪道に見えるが、固く滑りやすい。光沢があって、ツルツルして見える。信号手前などたくさんの車が止まる所ではさらに圧雪されて危険度増大。信号前は注意しよう。

積雪した際に、特にスリップしやすいポイントが発生するのをご存知だろうか?
まず、橋梁(橋げた)区間。
夜間に橋の下から熱が奪われるため、路面の温度が低下しやすい。橋の上だけは凍結していることがあるので注意しよう。
また、トンネルの出入口も、日陰になりがちなので周囲に比べて気温が低く、凍結が発生しやすい。雪が積もっている場合はトンネルの中と外の明るさが極端に異なるので、視界不良にもなりやすい。スピードを落として走ろう。
その他、頻繁に車が停止と発進を繰り返す都市部の交差点も、圧雪や凍結がタイヤの摩擦熱で融け、水滴がタイヤにたまって非常に滑りやすくなるので注意だ。

常に雪道の心配をしなくてもよい地域でも、油断してはならない。
万が一の場合にそなえて、スプレーするだけで道路との摩擦力が300%アップする「スプレー式タイヤチェーン」を常備しておこう。1本で、タイヤ約20本分スプレーできるので経済的だ。持続性は期待できないが、一度きりなら効果はバッチリ。
いかがだろうか?
凍結道路では、慣れている、慣れていないに関わらず、慎重運転を心がけよう。皆の安全なトラック生活を祈っている!
文/BUY THE WAY lnc.
-
現地面接、ツアーについて
我々アズスタッフは、10月6日~17日にかけ、ネパール現地面接および現地視察ツアーを開催します。そこで今回、参加企業様を大募集しております。今回は実際にどんなことをするのか、現地での行程、何を見ることができるのかなどご紹介させていただきます。 -
深夜の運行でも食事を楽しめるサービスエリア4選
深夜に長距離を運転するトラックドライバーのなかには「サービスエリアに到着したものの、食堂が閉まっていて食べるものがない」という経験がある方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、深夜でも立ち寄りやすく、しっかり食事のとれるサービスエリアを紹介します。また、運転前の食事における注意点も紹介しているので、あわせてチェックしてください。 -
時間外労働の制限により、ドライバーの長時間労働は改善されたのか?
2024年4月より、働き方改革関連法案が適用され、トラックドライバーの時間外労働に「年間960時間まで」という制限が適用されました。また、改善基準告示も同時に適用され、年間の拘束時間や休息時間にも規制が設けられました。 -
外免切替制度内容変更、助成金について
海外で取得した免許を日本の免許に切り替える制度である「外免切替」。近年、この外免切替での免許取得者の問題が多発しています。その内容は「交通事故」、「交通マナー」です。外国人によるひき逃げや逆走が続発 問題が増加していることを受け、警察庁は10月1日より、外免切替を厳格化することを決定しました。今回は、どこが変更されたのか、今後どういったことが見込まれるのかをご紹介していきます。 -
外国人が好む募集要項
2025年春、特定技能制度に新しく追加された業種「自動車運送業」。現在、少しずつ参入企業が増え、採用活動を行っている企業が増えています。今後さらに多くの企業が参入し需要が供給を超え、人材の引き合いが見込まれるこの制度ですが、外国籍ドライバーが集まりやすい募集要項はどういった内容なのでしょうか。今回は、外国人の候補が好む条件について実際の声も参考にし、ご紹介します。