京都、「AIによる配送計画の最適化」についての実証実験を開始
都は発表の中で、「AIによる配送計画の最適化」技術を、中小貨物運送事業者に導入し、CO2排出削減効果を検証する実証実験を開始したと明かしました。なお同事業は、一般社団法人東京都トラック協会(以下:東京都トラック協会)と共同で行われるものです。
配送計画とは、貨物の配送順序や、使用する車両、ルート、時間などの計画を立てることです。さながら「配送先というピースを、
いかに隙間なく敷き詰めていくか」が求められるこの工程は従来、配送担当者の知識と経験が必要不可欠な領域でした。
しかしここにAIを導入することで、より効率の良い配送計画をコンピューターが自動、かつ迅速に計算してくれるようになります。
これを「配送計画の最適化」といいます。
同事業は、貨物車からのCO2排出削減を推進するために行われるものです。
配送計画が最適化され、無駄な運行が減れば、CO2の排出量はそれだけ少なくなります。
同事業では、「AIによる配送計画の最適化」技術を中小貨物運送事業者のあいだに普及させることで、貨物車によるCO2排出が削減されることを目指します。
今回の実証実験は、導入対象の事業所に、AIアルゴリズムを利用して配車計画を自動生成するクラウド型のツールを導入する形で行われます。
導入対象となるのは、食品やオフィス用品などの輸送・配送を行う貨物運送事業者、約20事業所。いずれも東京都が実施するエコドライブの評価制度「東京都貨物輸送評価制度」の評価取得事業者です。
実証機関は4ヶ月程度を予定していますが、新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては変更される場合があります。
導入効果の検証は、エネルギー使用量の変化や、各事業所へのヒアリング等を通して行います。
実証実験後は、結果をセミナー等で発信していくほか、東京都貨物輸送評価制度の評価指標としてAIを採用することも検討予定です。
AIを利用した配送計画システムは、既にサービスとして提供されているものも複数存在します。
▽ Loogia(ルージア)
株式会社オプティマインドが提供する「Loogia(ルージア)」は、業務の属人化や、ドライバー不足など、ラストワンマイルの配送現場で起きている課題にアプローチするAI型配車計画システム。
日本全国の車両の実装項データを解析することで実現した高精度な配車体験と、誰でも簡単に操作できるシンプルなUIが特徴のサービスです。
▽ LYNA自動配車クラウド
株式会社ライナ路地クスが提供する「LYNA 自動配車クラウド」は、インターネット環境さえあれば誰でも、いつでも、どこでも自動配車システムを利用できるサービス。正確な配車計画の提案を高速で行うことが可能で、なおかつサポート体制も充実しています。
文/BUY THE WAY lnc.