「トラック運転者の長時間労働改善特別相談センター」が開設
また、同センターの開設に併せて、「トラック運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」もオープン。こちらでは、実際に相談する際の手順や、相談を検討するときに読んでおきたい情報が掲載されています。
トラック運転者の長時間労働改善特別相談センターに相談する場合は、ポータルサイトの相談専用フォームか、フリーダイヤルを利用します。なお、相談は無料で行うことができます。
相談専用フォームを利用する場合は、曜日や時間を問わずいつでも可能です。一方でフリーダイヤルを利用する場合は、利用時間が平日の9~17時に限定されるほか、12~13時が休憩時間となっている点に留意しておきましょう。
専用相談フォームかフリーダイヤルで相談し、その上で更に詳しく相談したい場合は、オンラインによる相談や、コンサルタントの訪問を受けることができます。
ポータルサイトには、「相談する前に」と題して、いくつかのコンテンツを公開しています。
ここではその一部をご紹介します。相談する前に一読することで、悩みの解決や、相談内容の整理に繋がるかもしれません。
▽2024年4月以降の時間外労働
2024年4月からは、トラック運転者にも時間外労働の上限規制が適用されます。
これにより、トラック運転者の時間外労働は、年間960時間が上限となります。
従来は特に制限なく行うことができた時間外労働でしたが、長時間労働防止のため、2019年より上限が設けられました。
この際、いくつかの職種では猶予期間が設けられ、トラック運転者にも5年間の猶予期間が与えられていましたが、その猶予期間も2024年3月限りで終わり、正式に適用となります。
▽改善基準告示
トラック運転者には「改善基準告示」という、運転時間にまつわるルールあります。
この改善基準告知も、2024年より新しくなる予定です。変更に際し、抑えていくべきポイントは以下の3点です。
・拘束時間:拘束時間とは、労働時間に休憩時間を足した時間です。1日あたりの拘束時間は、原則として13時間以内でなければなりません。それをやむを得ず超える場合も、最大16時間までとする必要があります。なお、15時間を超えても良いのは週に2回までとされています。
・休息時間:休息時間とは、勤務を終えてから、次の勤務が始まる前の時間のことを指します。休息時間は、原則として1日8時間以上設けなければなりません。
・運転時間2日間の平均:運転時間は、連続する2日間の、1日あたりの平均が9時間を超えないようにしなければなりません。
▽助成金の情報
ポータルサイトには、「働き方改革推進支援助成金」など、労働関係の助成金にかかわる情報も掲載されています。助成制度を利用することで、長時間労働の改善を行いやすくなります。
文/BUY THE WAY lnc.