燃費改善に役立つ「エコドライブ」 燃料費高騰への対策に
また、国土交通省の資料によると、2024年における日本のCO2総排出量のうち、営業用貨物車が占める割合は約4%にのぼりました。地球温暖化の深刻さや、国が掲げる温室効果ガスの削減目標を考慮すると、これは決して小さな数値とはいえません。
全日本トラック協会を含む複数の交通系団体によって構成される「エコドライブ推進協会」では、燃費やCO2の削減に向けて、トラックドライバーが実践できる10のアクションを「エコドライブ10のすすめ」としてまとめています。
「エコドライブ10のすすめ」としてまとめられているアクションは以下のとおりです。
1.自分の燃費を把握しよう
日々の燃費を把握することで、エコドライブの効果を実感でき、継続しやすくなります。燃費計などのツールを積極的に活用しましょう。
2.ふんわりアクセル「eスタート」
アクセルはゆっくり踏むことで、燃費やCO2排出量の削減に繋がります。発進してからの5秒間で時速20キロに到達するぐらいが目安です。
3.車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転
余計な加速・減速は、燃費やCO2排出量を増加させます。車間距離に余裕を持ち、できるだけ一定の速度で走りましょう。
4.減速時は早めにアクセルを離そう
アクセルから脚を離すことで作動するエンジンブレーキを活用することで、フットブレーキの負担を軽減し、燃費やCO2排出量の排出量も減らせます。
5.エアコンの使用は適切に
車のエアコンは家庭用のエアコンとは異なり、車内を冷却・除湿する機能です。暖房を使用する際にはエアコンのスイッチをオフにし、燃費CO2の排出量を減らしましょう。
6.ムダなアイドリングはやめよう
アイドリング時は、走行していなくても燃料を消費し、CO2を排出します。荷物の積み下ろしなどで駐車する際にはエンジンを停止しましょう。
7.渋滞を避け、余裕を持って出発しよう
渋滞に引っかかると、発進・停止を繰り返すことで燃費が悪化し、CO2排出量も増加します。カーナビの機能やインターネットを利用して道路交通情報をチェックし、渋滞を避けましょう。
8.タイヤの空気圧から始める点検・整備
タイヤの空気圧が低下すると、燃費の悪化やCO2排出量の増加を招きます。定期的に空気圧のチェックを行い、適正な状態を保ちましょう。
9.不要な荷物はおろそう
総重量が増えると燃料の消費量が増え、CO2も多く排出します。必要のないものはあらかじめおろしておくことが大切です。
10.走行の妨げとなる駐車はやめよう
他の車の妨げとなる駐車はやめましょう。渋滞を発生させて他の車の燃費を悪化させたり、CO2排出量を増やしたり、交通事故の原因になったりします。自社の評価にも悪い影響をあたえかねません。
急な加速・減速を控えたり、車間距離に余裕を持ったりするエコドライブの運転は、燃費向上やCO2削減だけでなく、安全運転にも寄与します。エコドライブ推進協会によると、エコドライブによって交通事故が60%削減されたという報告もあります。
「エコドライブ10のすすめ」は、どれも今日から簡単に実施できるアクションです。取り組みやすいものから実施し、燃費やCO2排出量の削減を実現しましょう。